東京オリンピックのスケートボード男子ストリートで、堀米雄斗選手が金メダルを獲得した。競技中に着用していた「ナイキ(NIKE)」のカラフルな公式ユニフォームが注目を集め、オンラインストアでは競技終了後にTシャツの一部サイズが完売となった。
堀米選手は、1999年東京都江東区生まれ。高校卒業後に渡米し、アメリカを拠点に活動している。2018年には世界最高峰のストリートリーグで日本人初となる優勝を果たした。NHKの特集では、激しい練習によりシューズが3日ほどしか持たないこともあり、これまで履き潰したシューズは1000足以上と紹介されていた。
ナイキが制作したユニフォームは、オランダ人アーティストのピエット・パラ(Piet Parra)がデザインを担当。日本のスケートパークやショップで感じたスケートシーンからインスピレーションを得たグラフィックをあしらい、素材は快適にライディングできるように吸湿性のある糸を使用している。ピエット・パラを象徴するターコイズ、マゼンタ、ピンクのカラーパレットで仕上げ、左裾には鶴のモチーフを配した。価格は税込1万2100円。ナイキのオンラインストアでは競技終了後一時的に購入手続きができない状態が続き、現在はXSとSサイズを除き完売となった。
なお、堀米選手の競技で着用したシューズは「ナイキ SB(NIKE SB)」を代表する人気シリーズでプロスケーター ステファン・ジャノスキー(Stefan Janoski)のシグネチャーモデル「ズーム ステファン ジャノスキー スリップ RM T」。白を基調とし、履き口に赤のアクセントを配した限定カラーとなっている。